6月26日 晴れ 

前日の雷雨もおさまり、夏の日差しの朝でした。
夏の訪れにより「松の日」の場所も草が生い茂っていましたので、松葉かきではなく「草抜き」をすることに…
その草むらの中に鮮やかなオレンジ色のヒメヒオウギズイセン(姫檜扇水仙)がありました。

この植物は、南アフリカ産と言われており耐寒性に優れていて、繁殖力も旺盛で日当たりの良い荒れ地から林床のような日陰や乾燥地帯から湿地にも耐えるなど全世界で野生化しています。
そんなことから佐賀県では「移入規制種」に指定されています。
「移入規制種」とは、本来の生態系に著しく悪影響を及ぼすおそれのある移入種(海外または国内の他地域から人為的に持ち込まれた生物種)として指定することによって、繁殖を防ぐために野外に放つ行為が禁止されています。
この「移入規制種」は、植物だけではなく、魚類や爬虫類、哺乳類もあります。

ヒメヒオウギズイセンはこれから花を咲かせますので、皆さんの周りで見つけたら、根こそぎ抜いて退治してください。
虹の松原だけではなく、地域が持つ本来の生態系を守ることによって「自然と人の暮らしとの共生」した社会の実現にご協力をお願いします。